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発刊の辞

情報化社会の中で膨大な情報がさまざまな媒体を通じて流通しています。しかし、一人ひとりの時間は1日に24時間しかありません。その中で、情報のために費やす時間を流通する情報量に合わせて増やすわけにはいきません。情報化社会は、「カ」の後に「タ」が付く情報過多社会とも言えます。

このような状況の下では、有用な情報への効率的なアクセス方法、情報の洪水の中での効率的な情報選択が大きな課題になっていると思います。

そこで、このたび、法律の分野でこれらの課題に応えるものとして、法律情報メールマガジン(LIMM:Legal Information Mail Magazine)(リムと呼んでください。)を発刊することにしました。

例えば、関心がある分野の判決についての報道記事を各種日刊紙の中から探すのには一定の時間・労力等が必要です。しかし、各紙の判決報道を一覧できるようになれば非常に便利です。あるいは、各種法律雑誌の特集のタイトルをそれぞれチェックするのは面倒です。 それらも一覧できれば時間等の節約になります。そのほか、法律関係の新刊書についても、同様です。

また、現在では、多くの法律関係情報がインターネットを通じて入手できますが、新しい情報が、マウスをクリックするだけで閲覧できれば便利です。

これらを含め、法律情報についての効率的なアクセスと選択のためのツールとしてLIMMを発行します。

なお、インターネットのウェブ上の情報は、ユーザーが見に行って取ってくる形(プル型)ですが、発信者がユーザーに届ける形(プッシュ型)である電子メールは、わざわざウェブサイトを見にいかなくてもよい点で便利です。メールマガジンはこの利点を生かすものです。ただ、配信メールの本文が長くなると、なかなか読みにくかったり、関心がない記事を含まれることになります。そこで、メールとウェブの利点の両方を生かすことにし、文字数が多い記事については、簡易パスワードをメールマガジンの中の記事に記載し、関心があるかたにはクリックすることにより、ウェブ上の記事を読んでいただく方式を採用します。

法律の分野でのこのようなメールマガジンは我が国では初めてのものだろうと思います。編集委員一同、法律関係情報についての効率的なアクセスと選択のために努力していきたいと思っておりますので、ご指導ご鞭撻をいただければ幸いです。

LIMM編集委員会代表 藤田康幸(弁護士)

2002年6月

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